SANFT.

2021/05/13 16:03



皆さん、こんにちは。
SANFT.代表のShinoです。

今日は、パームオイル(パーム油)問題について書こうと思います。
というか、皆さん、パームオイルとは何か知っていますか?

パームオイルは、世界で一番多く使われている植物油であり、マーガリンやパン生地、チョコやクッキーなどのお菓子、化粧品、洗剤、シャンプー、石鹸など非常に多くの製品に使用されています。

※日本の法律上、実際の原料表示などでは、「植物油」や「植物油脂」と記載すればよいため、聞いたことがない方も多いかもしれません。

パームオイルの原料であるアブラヤシは、熱帯雨林の分布する赤道付近で育つため、アブラヤシ農園開発のために、多くの熱帯林が破壊され続けています。また、熱帯雨林が減少することによって、絶滅の危機に直面している野生動物も多く、問題視されています。

この他にも、温室効果ガスの大量放出や森林火災の発生、地域住民との土地紛争、労働者の人権侵害など、パームオイルは多くの環境・社会問題を引き起こしています。

パームオイル問題を解決するために、私たち消費者にできることは、RSPO認証*を取得したパーム油を使った製品を選ぶことやパームオイル不使用の製品を選ぶことです。

*RSPO=持続可能なパーム油のための円卓会議

私たちは日本で暮らしていて、こうした問題を実際に自分の目で見ることは難しいため、他人事として済ませてしまう人も多いと思います。しかし、自分のまわりにある製品の原料まで辿っていくと、直接的ではないものの、自分も関与していた、なんてことが実はよくあります。なので、皆さん、まず今どんな問題が発生しているのか、知りましょう。そして、できれば、自分に何ができるのか考え、行動してみましょう。私たち一人一人の小さなアクションが、地球のミライを変えます。

参照:https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/2484.html
パームオイル問題について、詳しく知りたい方は、WWF JAPAN の公式ページを見てみてください。